坊ちゃんかぼちゃ、普通のかぼちゃの四分の一くらいの大きさだからこの名前なんでしょうか。味はねっとりとして濃厚、そのまま器にして使える形よいかぼちゃです。
かぼちゃはつるがどんどん伸びて地面を這って、黄色い花がところどころ顔を覗かせ大きな葉の下に実った実を見つけるのにも一手間かかります。
一月半ほど前に祖母が雄花と雌花の受粉を伝授してくれました。毎年聞いているような気がしますがうろ覚えなものです。きちんと記しておかないとなぁと思いつつ、色々と頭の中だけで記憶を野放しにしています。。。
話は違いますが先週のおかず配達時、配達先のお宅の玄関口で依頼主とお話していたところ
「すみませーん!これとってもらえますかぁー?」
と威勢の良い声がしました。ふと見ると、学校帰りの小学生男女二人が帽子になにやら大事なものを入れて持っています。何かな、という家主の問いかけに
「このセミとって!」
あ、セミの抜け殻集めてるの。ああホント、よく見たら生垣にたくさんしがみついてるねぇ。
勝手に取っていいよ。あぁ、もう終了式でしょう?
「・・・これたくさん集めてるの、これはね、脱皮する前の前のセミ!」
あらー、すごいね。何かすると?学校は終了式だったんでしょ?
「これ、ひとつ○○君にあげる!」
「いや、いいよ。○○ちゃんが持っときなっせ!」
うーん、聞いてないね。
「ねぇ、こっちの中まで入っていいと?」
あぁ、いいよ。取っていきなさい。気をつけて帰ってね。
「うん。○○君、帰ろう!」
と言って、1年生か2年生位の男の子とその男の子の帽子にセミをたくさん集めた女の子は仲良く去っていきました。
苦笑いで二人を見送った私達、あのセミはどうなるのか。
そして礼儀正しいのか、人の話を聞けないのか、思いやりがあるのか良く分からない子供の面白さに一人で考えを巡らせました。こうして考えると、人の話を聞けるというのは大人になるということの仕上げの方なのかな。
坊ちゃんかぼちゃは小さくてもバランスの良い味でした。
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